カリキュラム Claude Projects 活用 Day2
DAY
02
Claude Projects 活用 · 上級

MDファイル(指示書・テンプレート)の書き方を完全習得する

⏱ 120分
TODAY'S GOALS
  • マークダウン(Markdown)の全記法を習得し、構造化された文書を書けるようになる
  • AIへの設定ファイル(CLAUDE.md形式)を自分で設計・作成できる
  • プロンプトテンプレートをMDファイルとして管理し、Claudeに読み込ませる方法を習得する

MDファイルとは何か

MD(Markdown)ファイルは、テキストファイルの一種です。拡張子は .md

見た目はただのテキストですが、#** などの記号を使うことで、見出し・太字・表・コードブロックなどを表現できます。

なぜAI活用に欠かせないか:

Claude、Claude Code、GitHub Copilot などのAIツールは、.md ファイルを「設定・指示書」として読み込む設計になっています。

CLAUDE.md(プロジェクト指示書)
  └── Claudeが作業を始める前に自動で読む
  └── 役割・制約・ルール・背景情報を書いておく
  └── 「毎回同じことを言わなくてよくなる」

マークダウン完全ガイド

見出し(3段階)

# 大見出し — ページのタイトル
## 中見出し — セクション
### 小見出し — サブセクション

強調

**太字** — 重要なキーワード
*斜体* — 書名・用語など
~~取り消し線~~ — 修正・削除

リスト

- 箇条書き
- 項目2
  - インデントで入れ子
  - さらに下の階層

1. 番号付きリスト
2. 順番がある手順に使う
3. 自動で番号がつく

表(テーブル)

| 列名1 | 列名2 | 列名3 |
|---|---|---|
| データA | データB | データC |
| データD | データE | データF |

セル内のテキストは左揃えがデフォルト。|:---| で左揃え、|---:| で右揃え、|:---:| で中央揃え。

コードブロック

```python
# Pythonコードの例
def hello():
    print("Hello, World!")
```

言語名を指定するとカラーコード表示されます(javascript, sql, bash, yaml など)。

コードブロックはプロンプトのサンプルを書くときにも活用します。

引用

> ここは引用です
> 複数行も書けます
>
> 段落を分けることもできます

チェックボックス

- [x] 完了したタスク
- [ ] 未完了のタスク
- [ ] 別のタスク

区切り線

---

リンクと画像

[リンクテキスト](https://example.com)
![代替テキスト](画像のパス)

CLAUDE.md の書き方

CLAUDE.mdはAnthropicが設計した「AIへのプロジェクト指示書」の標準フォーマットです。Claude Codeや対応ツールは、このファイルを自動で読み込みます。

CLAUDE.md の基本構造

# プロジェクト概要
このプロジェクトは〇〇のためのものです。

## 目的
〇〇を実現するために作られました。

---

# 役割と振る舞い

## あなたの役割
あなたは〇〇の専門家として、〇〇のタスクをサポートします。

## 優先すること
1. 〇〇を最優先する
2. 〇〇に配慮する

---

# 制約事項

## 禁止事項
- 〇〇はしない
- 〇〇は必ず確認してから実行する

## 注意事項
- 〇〇の場合は必ずユーザーに確認する

---

# 出力ルール

## 形式
- 見出しと箇条書きを積極的に使う
- コードは必ずコードブロックで書く

## 文体
- 丁寧語(です・ます調)
- 専門用語は初出時に説明を添える

---

# 背景情報
〇〇に関する重要な情報をここに書く。

Claude.ai Projectsでの使い方

Claude.ai のProjects機能では、この形式でシステムプロンプトを書きます。

実際のMDをProjectに読み込ませる方法:

  1. Projectを開く → 「Instructions」セクション
  2. MDファイルの内容をそのまま貼り付ける
  3. Claudeはマークダウン記法を自然に理解するので、構造化されたInstructionsとして機能する

あるいは、Knowledgeファイルとして.mdファイルをアップロードすることもできます。


業務別MDテンプレート集

テンプレート A: 営業支援AI

# 役割
あなたは〇〇株式会社の営業チームを支援するAIアシスタントです。

# コンテキスト

## 会社・商品概要
- 会社名: 〇〇株式会社
- 主力商品: 〇〇(B2B SaaSツール)
- 価格帯: 月額〇〇円〜

## ターゲット顧客
- 業種: 〇〇
- 規模: 〇〇名前後
- 主な課題: 〇〇

# タスク一覧
- 提案書の初稿作成
- メール文面の作成
- 商談後サマリーの整理
- 競合比較表の作成

# 出力形式

## 提案書
構成: 課題認識 → 解決策 → 実績 → 価格 → 次のステップ

## メール
件名から始め、結論を先に書く(結論 → 理由 → 依頼事項)

# 禁止事項
- 価格を根拠なく割引しない
- 未確認の実績・事例を記載しない

テンプレート B: 文書品質チェックAI

# 役割
あなたは日本語ビジネス文書の品質チェックと改善を行うAIです。

# チェック項目

## 必ずチェックすること
1. 誤字脱字
2. 主語と述語のねじれ
3. 敬語の誤用(「〜させていただく」の過剰使用など)
4. 文の長すぎ(目安: 1文60字以内)
5. 論理の飛躍

## 出力形式
問題点を発見したら:
- 【問題箇所】該当する文を引用
- 【問題の種類】誤字/文法/論理など
- 【改善案】修正後の文

問題がなければ「問題なし。この文書は〇〇の点で良く書けています」と評価を添える。

練習ワーク

Step 1: 自分の業務AIを設計する(20分)

以下の質問に答えながら設計を固めます。

  1. このAIは「誰のために」何をするか?
  2. Claudeに「知っておいてほしい背景情報」は何か?
  3. やってほしくないことは何か?
  4. 回答の形式・文体はどうしたいか?

Step 2: MDファイルを書く(60分)

上の CLAUDE.md 基本構造を使い、自分の業務用MDファイルを書きます。

ファイルに必ず含める要素:

# 役割 (誰として振る舞うか)
# コンテキスト(背景・会社情報・用途)
# タスク一覧(何をやってほしいか)
# 出力形式(どう答えてほしいか)
# 禁止事項(やってはいけないこと)

Step 3: Claudeで動作確認する(30分)

  1. claude.ai で新しいProjectを作成
  2. 書いたMDの内容を「Instructions」に貼り付け
  3. 実際の業務シナリオで3回以上話しかけてテスト
  4. 期待と違う部分はMDを修正する

まとめ

MDファイルは「AIへの設定書」です。一度丁寧に書いておけば、毎回ゼロから指示する必要がなくなります。

作成したMDファイルの全文をフォームに提出してください。

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