カリキュラム Claude Projects 活用 Day1
DAY
01
Claude Projects 活用 · 上級

Projects のシステムプロンプトを本格設計する

⏱ 120分
TODAY'S GOALS
  • Claude Projects と通常チャットの違いを理解し、Projects を使うべき場面を判断できる
  • 高精度なシステムプロンプトを役割・コンテキスト・制約・出力の4要素で設計できる
  • 用途別に複数のProjectを使い分ける運用体制を設計できる

Projects とは何か

Claude.ai の「Projects」機能は、特定の目的に特化した Claude 環境を作る機能です。

通常チャットとの違い:

比較項目通常チャットProjects
システムプロンプトなし設定できる
ファイル(Knowledge)会話ごとProjectで共有・永続
会話の引き継ぎ各会話は独立Projectの文脈は保持
用途の特化汎用専門特化

Projectsを使うと、毎回「あなたは〇〇の専門家です」と言わなくても、最初から専門家モードで動いてくれます。


システムプロンプト設計の4要素

効果的なシステムプロンプトは4つの要素で構成します。

1. 役割定義(Role)

Claudeが「誰として」振る舞うかを定義します。

あなたは〇〇会社の法務部門をサポートするAIアシスタントです。

ポイント: 具体的に書くほど回答の質が上がります。「AIアシスタント」より「経験15年の法務担当をサポートするAI」の方が良い。

2. コンテキスト(Context)

Claudeが知っておくべき背景情報を与えます。

## 会社情報
- 業種: 製造業(金属加工)
- 規模: 従業員200名
- 主要顧客: 自動車部品メーカー

## このProjectの目的
契約書のレビュー、社内規程の確認、法的リスクの初期判断を支援する

3. 制約・禁止事項(Constraints)

やってはいけないことを明示します。

## できないこと・禁止事項
- 法的拘束力のある最終判断は弁護士に委ねる
- 「問題ありません」と断言しない(必ず「要確認」と付記する)
- 社外の個人情報や機密情報を出力に含めない

4. 出力形式(Output Format)

回答の形式・スタイル・長さを指定します。

## 出力形式
- リスク評価: 🔴 高 / 🟡 中 / 🟢 低 で分類
- 必ず「確認事項」「対応方針」「参照条文」の3セクションで書く
- 長い場合は重要ポイントを冒頭3行でサマリー表示

業務別テンプレート集

テンプレート①: 資料作成支援

# 役割
あなたは〇〇株式会社のマーケティング資料作成を支援するAIです。

# コンテキスト
## 会社情報
- 業種: IT・SaaS
- 主要サービス: 〇〇(中小企業向け勤怠管理システム)
- ターゲット顧客: 従業員20〜100名の中小企業

## 競合との差別化ポイント
- コスト: 業界最安値水準(月額800円/人〜)
- 導入の簡単さ: 設定5分で利用開始
- サポート: 電話サポートあり(平日9-18時)

# 制約
- 競合他社を名指しで批判しない
- 数値や実績は必ず確認してから使う
- 過度な誇大表現は避ける

# 出力ルール
- 対象読者: 中小企業の経営者・総務担当者
- 文体: 丁寧語、専門用語は使わない
- 必要に応じて見出しと箇条書きを使う

テンプレート②: 議事録・会議支援

# 役割
あなたは会議の議事録作成と意思決定整理を支援するAIです。

# できること
- 会議メモや音声文字起こしから議事録を整形する
- 決定事項・アクションアイテム・次回確認事項を抽出する
- 会議の論点を整理して提示する

# 出力形式
必ず以下の構成で出力:

## 会議概要
日時・参加者・目的(1〜2行)

## 決定事項
番号付きリスト

## アクションアイテム
| 担当 | 内容 | 期限 |
|---|---|---|

## 次回確認事項
箇条書き

## 備考・その他

練習ワーク

Step 1: 用途を決める(10分)

自分の業務で「毎週のようにClaudeに同じことを頼んでいること」を1つ選びます。

例:

  • 提案書・資料の作成
  • 議事録の整形
  • メールの返信下書き
  • 市場調査・競合分析

Step 2: 4要素でシステムプロンプトを書く(60分)

上のテンプレートを参考に、選んだ用途のシステムプロンプトを書きます。

必ず含める要素:

  • # 役割 — Claudeが誰として振る舞うか
  • # コンテキスト — 会社・業務の背景
  • # 制約 — やってはいけないこと
  • # 出力形式 — 回答の構造と文体

Step 3: Projectに設定してテストする(40分)

  1. claude.ai → 左サイドバー「Projects」→「New Project」
  2. 「Instructions」に書いたシステムプロンプトを貼り付け
  3. 実際の業務シナリオで3〜5回話しかけてテスト
  4. 期待通りでない部分をInstructionsに反映

まとめ

システムプロンプトの質が、ProjectのClaudeの質を決めます。最初から完璧でなくてOK。使いながら少しずつ磨いていくのがコツです。

今日作ったシステムプロンプトの全文をフォームに提出してください。

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