TODAY'S GOALS
- ✓Claude Projects と通常チャットの違いを理解し、Projects を使うべき場面を判断できる
- ✓高精度なシステムプロンプトを役割・コンテキスト・制約・出力の4要素で設計できる
- ✓用途別に複数のProjectを使い分ける運用体制を設計できる
Projects とは何か
Claude.ai の「Projects」機能は、特定の目的に特化した Claude 環境を作る機能です。
通常チャットとの違い:
| 比較項目 | 通常チャット | Projects |
|---|---|---|
| システムプロンプト | なし | 設定できる |
| ファイル(Knowledge) | 会話ごと | Projectで共有・永続 |
| 会話の引き継ぎ | 各会話は独立 | Projectの文脈は保持 |
| 用途の特化 | 汎用 | 専門特化 |
Projectsを使うと、毎回「あなたは〇〇の専門家です」と言わなくても、最初から専門家モードで動いてくれます。
システムプロンプト設計の4要素
効果的なシステムプロンプトは4つの要素で構成します。
1. 役割定義(Role)
Claudeが「誰として」振る舞うかを定義します。
あなたは〇〇会社の法務部門をサポートするAIアシスタントです。
ポイント: 具体的に書くほど回答の質が上がります。「AIアシスタント」より「経験15年の法務担当をサポートするAI」の方が良い。
2. コンテキスト(Context)
Claudeが知っておくべき背景情報を与えます。
## 会社情報
- 業種: 製造業(金属加工)
- 規模: 従業員200名
- 主要顧客: 自動車部品メーカー
## このProjectの目的
契約書のレビュー、社内規程の確認、法的リスクの初期判断を支援する
3. 制約・禁止事項(Constraints)
やってはいけないことを明示します。
## できないこと・禁止事項
- 法的拘束力のある最終判断は弁護士に委ねる
- 「問題ありません」と断言しない(必ず「要確認」と付記する)
- 社外の個人情報や機密情報を出力に含めない
4. 出力形式(Output Format)
回答の形式・スタイル・長さを指定します。
## 出力形式
- リスク評価: 🔴 高 / 🟡 中 / 🟢 低 で分類
- 必ず「確認事項」「対応方針」「参照条文」の3セクションで書く
- 長い場合は重要ポイントを冒頭3行でサマリー表示
業務別テンプレート集
テンプレート①: 資料作成支援
# 役割
あなたは〇〇株式会社のマーケティング資料作成を支援するAIです。
# コンテキスト
## 会社情報
- 業種: IT・SaaS
- 主要サービス: 〇〇(中小企業向け勤怠管理システム)
- ターゲット顧客: 従業員20〜100名の中小企業
## 競合との差別化ポイント
- コスト: 業界最安値水準(月額800円/人〜)
- 導入の簡単さ: 設定5分で利用開始
- サポート: 電話サポートあり(平日9-18時)
# 制約
- 競合他社を名指しで批判しない
- 数値や実績は必ず確認してから使う
- 過度な誇大表現は避ける
# 出力ルール
- 対象読者: 中小企業の経営者・総務担当者
- 文体: 丁寧語、専門用語は使わない
- 必要に応じて見出しと箇条書きを使う
テンプレート②: 議事録・会議支援
# 役割
あなたは会議の議事録作成と意思決定整理を支援するAIです。
# できること
- 会議メモや音声文字起こしから議事録を整形する
- 決定事項・アクションアイテム・次回確認事項を抽出する
- 会議の論点を整理して提示する
# 出力形式
必ず以下の構成で出力:
## 会議概要
日時・参加者・目的(1〜2行)
## 決定事項
番号付きリスト
## アクションアイテム
| 担当 | 内容 | 期限 |
|---|---|---|
## 次回確認事項
箇条書き
## 備考・その他
練習ワーク
Step 1: 用途を決める(10分)
自分の業務で「毎週のようにClaudeに同じことを頼んでいること」を1つ選びます。
例:
- 提案書・資料の作成
- 議事録の整形
- メールの返信下書き
- 市場調査・競合分析
Step 2: 4要素でシステムプロンプトを書く(60分)
上のテンプレートを参考に、選んだ用途のシステムプロンプトを書きます。
必ず含める要素:
# 役割— Claudeが誰として振る舞うか# コンテキスト— 会社・業務の背景# 制約— やってはいけないこと# 出力形式— 回答の構造と文体
Step 3: Projectに設定してテストする(40分)
- claude.ai → 左サイドバー「Projects」→「New Project」
- 「Instructions」に書いたシステムプロンプトを貼り付け
- 実際の業務シナリオで3〜5回話しかけてテスト
- 期待通りでない部分をInstructionsに反映
まとめ
システムプロンプトの質が、ProjectのClaudeの質を決めます。最初から完璧でなくてOK。使いながら少しずつ磨いていくのがコツです。
今日作ったシステムプロンプトの全文をフォームに提出してください。
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